1962年ラングドック地方に生まれる。母親の家系がこの地にブドウ畑を持っておりワインを造っていた。1998年に栽培や醸造、分析といったワイン造りに関する幅広い分野を対象にコンサルタントを行っているICVグループのローヌ支店でコンサルタントとしての歴史をスタート。手掛けるワインが続々とパーカーポイント100点を獲得し、一躍天才コンサルタントとして有名になったフィリップ。Clos Saint Jeanを始め、Clos du Caillou、Domaine Saint Prefertなど今ではシャトーヌフのトップと名高いドメーヌの、その地位を生産者と共に築いてきた。2010年にはロバート・パーカーにベストエノロジストとして選出されている。また、彼が熟知したこの地でSine qua Noneとタッグを組みChimereというモンスターワインを生み出し、世界的な注目を集めるなど、その精力的活動と才能は今後も留まるところがない。
地球上でもっとも重要なワインを造り続けている 「2007年のワインを長い時間をかけてゆっくりとテイスティングするとある時、とてつもなく重厚で奥深い味わいを体験することができるが、これは私が過去30年間で体験してきたすべてを凌駕していた。2007年に試飲をした5つのキュヴェはここ30年間で試飲をした南ローヌのワインの中で最高位にランクすることは間違いない。Clos Saint Jeanの2007年はある一つの到達点に達しており、このレベルの経験は今後一生真似することのできない特別なものである。私が本当に飲みたいと思うワインはこの世界にほんの少数だ。」ロバート・パーカー
Clos Sant Jean Chateauneuf du Pape Sanctus Sanctorum クロ・サン・ジャン シャトーヌフ・デュ・パプ サンクトゥス・サンクトラム 生産地:フランス コート・デュ・ローヌ シャトーヌフ・デュ・パプ 原産地呼称:AOC. CHATEAUNEUF DU PAPE ぶどう品種:グルナッシュ 100% アルコール度数:16.0% 味わい:赤ワイン 辛口 フルボディ
ワインアドヴォケイト:(96-98) ポイント Rating (96-98) Release Price NA Drink Date 2022 - 2035 Reviewed by Joe Czerwinski Issue Date 31st Oct 2020 Source Issue 251 End of October 2020 The Wine Advocate The 2019 Chateauneuf du Pape Sanctus Sanctorum-a 100% Grenache cuvee (from vines planted in 1905) matured in new demi-muids-looks to have the concentrated fruit to handle the oak better than the 2018. Dark and intense it delivers waves of purple berries and black cherries barely touched by vanilla and cedar. It's full-bodied and rich and although the wood tannins do leave an impression it's a gentle one relative to the wine's overall profile. While it may not quite equal the near-perfect 2016 it's close.
The Maurel brothers went the extra mile to send me tank and barrel samples of their 2019s so I've included those reviews here alongside the reviews of the bottled 2018s. Both years are successful here-the 2019s maybe slightly denser and more concentrated than the more elegant 2018s but they aren't always better. This estate has become a model of consistency and excellence.
上級キュヴェ全てで同時にWA100を獲得した伝説のトップドメーヌ
クロ・サン・ジャンは、20世紀の始まり1910年に創業された歴史あるワイナリーである。その歴史ゆえに所有する45haの畑には信じられないほどの古いブドウが広がっている。
彼らはシャトーヌフ・デュ・パプの中でも最良のエリアに畑を所有し、西側に広がる台地や、東側の誉れ高いLa Crauの畑、さらには100年超えと驚くほどに樹齢の高いブドウ畑を持っている。数々の素晴らしい区画を所有するにもかかわらず、先代まではクロ・サン・ジャンの名は今ほどに知られることは無かった。しかし、現オーナーのパスカル&ヴィンセント兄弟がワイナリーの指揮をとるようになってからは、それまで知られていなかったワイナリーは大きく変化した。兄弟は天才醸造家と名高いフィリップ・カンビを2002年にコンサルタントとして招きいれ、2003年以降人々を熱狂させるワインを生み出している。
ロバート・パーカー氏に見出され最高の賛辞を得たそれ以降も、彼らは決して振り返らず毎年シャトーヌフ・デュ・パプのトップワインを従えてサクセスロードを走っている。
◆WA100点連発の天才コンサルタント「フィリップ・カンビ」
1962年ラングドック地方に生まれる。母親の家系がこの地にブドウ畑を持っておりワインを造っていた。1998年に栽培や醸造、分析といったワイン造りに関する幅広い分野を対象にコンサルタントを行っているICVグループのローヌ支店でコンサルタントとしての歴史をスタート。手掛けるワインが続々とパーカーポイント100点を獲得し、一躍天才コンサルタントとして有名になったフィリップ。Clos Saint Jeanを始め、Clos du Caillou、Domaine Saint Prefertなど今ではシャトーヌフのトップと名高いドメーヌの、その地位を生産者と共に築いてきた。2010年にはロバート・パーカーにベストエノロジストとして選出されている。また、彼が熟知したこの地でSine qua Noneとタッグを組みChimereというモンスターワインを生み出し、世界的な注目を集めるなど、その精力的活動と才能は今後も留まるところがない。
◆「信じられない」古樹が広がる最良の区画を所有!
今ではエリア内の最良区画のひとつと名高いLa Crauを開墾したのは、先々代当主で、現当主兄弟の曽祖父である。クロ・サン・ジャンは現在では最大所有者となっている。その際に植えられたグルナッシュは植樹100年を超え、現在生産される全てのキュヴェに深みと複雑さを与えている。
◆「笑える」程の低収量がもたらすエネルギーに満ちた味わい
収量は「笑えるほどに少なく」(Byワイン・アドヴォケイト)、1ヘクタール当たり15ヘクトリットル~20ヘクトリットル。算定すると大変な財政破たんとも思われる状況であるが、非常に密度の高いパワフルでエネルギーに満ちた味わいは、そこからもたらされたものであり、彼らの恐ろしいほどのワイン造りへの執念の表れであると言える。
「2007年のワインを長い時間をかけてゆっくりとテイスティングするとある時、とてつもなく重厚で奥深い味わいを体験することができるが、これは私が過去30年間で体験してきたすべてを凌駕していた。2007年に試飲をした5つのキュヴェはここ30年間で試飲をした南ローヌのワインの中で最高位にランクすることは間違いない。Clos Saint Jeanの2007年はある一つの到達点に達しており、このレベルの経験は今後一生真似することのできない特別なものである。私が本当に飲みたいと思うワインはこの世界にほんの少数だ。」ロバート・パーカー
上級キュヴェ全てで同時にWA100を獲得した伝説のトップドメーヌ!
著名なワインコンサルタントであるフィリップ・カンビとタッグを組むことで、2003年のファーストヴィンテージ以降、世界中を熱狂させるワインを生み出しているクロ・サン・ジャン!
最上区画と名高いLa Crauを開墾した歴史を持ち、最大の所有者である。最高のテロワールと高樹齢、そして“笑えるほど”の低収量が唯一無二のエネルギーに満ちた味わいをもたらす。
「シャトーヌフ・デュ・パプ サンクトゥス・サンクトラム」は、マグナムのみ瓶詰めされる貴重なキュヴェ。100年以上昔に植えられたグルナッシュの古樹のブドウ100%で作られている。この僅かな生産ワインはマグナムだけとなっている。デビューヴィンテージの2007年はちょうど350本のマグナムが生産された。デビューヴィンテージの2007年から3年連続してワインアドヴォケイトで100点満点を獲得。南ローヌにとって偉大なヴィンテージとなった2016年はWA99点ですが、近い将来100点を取ったとしても何ら驚きはないだろう。
■2019年ヴィンテージ情報■
うだるような暑さととても乾燥した年で、特にシャトーヌフデュパプでは、赤白共に驚くほど成功した。他の場所では結果はまちまちだ。2019年はパワフルで熟したヴィンテージ。南ローヌで話をした生産者の中には、2019年を2016年や2010年と同じぐらいと評価したところもある。 (Wine Searcher 2020.06)
■テクニカル情報■
種類:Red
産地:Chateauneuf-du-Pape
ブドウ品種:グルナッシュ100%
Clos Sant Jean Chateauneuf du Pape Sanctus Sanctorum
クロ・サン・ジャン シャトーヌフ・デュ・パプ サンクトゥス・サンクトラム
生産地:フランス コート・デュ・ローヌ シャトーヌフ・デュ・パプ
原産地呼称:AOC. CHATEAUNEUF DU PAPE
ぶどう品種:グルナッシュ 100%
アルコール度数:16.0%
味わい:赤ワイン 辛口 フルボディ
ジェブ・ダナック:100 ポイント
2019年のシャトーヌフ・デュ・パプ・サンクトゥス・サンクトラムは、飲むたびに変化するようで、表現するのが難しいワインのひとつだ。より透明感のあるルビーの色合いと、ブラックベリー、ブラックラズベリー、スミレ、プロヴァンスのガリーグ、挽いたコショウ、花、スモークなど、まるでバイキングかのような多様な味わいがあり、あらゆる意味で夢のようなワインだ。ラ・クローのリュー・ディにある単一区画のグルナッシュを使用したこのワインは、完璧なバランス、パワフルでフルボディの口当たり、完璧に熟したタンニン、そしてゴージャスなフィニッシュで口の中を満たす。他のキュヴェと同様、果実味、テクスチャー、バランスがよく、今日飲んでも楽しめるが、4~5年の瓶熟成の恩恵を受け、20年は熟成できるだろう。
ワインアドヴォケイト:(96-98) ポイント
Rating (96-98) Release Price NA Drink Date 2022 - 2035 Reviewed by Joe Czerwinski Issue Date 31st Oct 2020 Source Issue 251 End of October 2020 The Wine Advocate
The 2019 Chateauneuf du Pape Sanctus Sanctorum-a 100% Grenache cuvee (from vines planted in 1905) matured in new demi-muids-looks to have the concentrated fruit to handle the oak better than the 2018. Dark and intense it delivers waves of purple berries and black cherries barely touched by vanilla and cedar. It's full-bodied and rich and although the wood tannins do leave an impression it's a gentle one relative to the wine's overall profile. While it may not quite equal the near-perfect 2016 it's close.
The Maurel brothers went the extra mile to send me tank and barrel samples of their 2019s so I've included those reviews here alongside the reviews of the bottled 2018s. Both years are successful here-the 2019s maybe slightly denser and more concentrated than the more elegant 2018s but they aren't always better. This estate has become a model of consistency and excellence.