商品説明

商品概要：1984年製YAMAHA SE700Eのボディです。

1984年から1985年当時YAMAHAが力を入れていたのがこのSE700です。

当時のヤングギターなんか見ますと後ろの広告にこれが出てることが非常に多かったりします。

なぜそんなに力を入れていたかというと、専用に開発したRockin'Magicブリッジを広めたかったのでしょうね。

ボディ材にはアルダーを使用しており、こちらの個体はセンター合わせの2P構造になっています。

また、(とはいえ当時は高価な方です)で、他にも専用ブリッジ、専用スピネックスPU、エボニー指板ネックなどを採用していたので、採算はあまり合わなかったと思います。

その後SE500やらSE800とかシリーズ展開がありそうですが、YAMAHAオリジナルブリッジがYAMAHA Rockin’MagicⅡに切り替わった際にSESSIONシリーズによる展開に変更され国内では1988年くらいに消滅しました。

ということでこのボディの特徴は、ややふくよかなぽっちゃりしたストラトシェイプに、エルボー部分のカットのないフラットトップを採用しており、またそれを囲むようにバインディングが巻かれています。

このSE700には前期、後期がありフレット数が異なり、こちらは前期なのでレギュラースケールつばなしの21Fネックに対応しています。

YAMAHAらしく音響面でもこだわりがあり、この頃は珍しかった、PUキャビティには全て導電塗料が塗られ、完璧なノイズ対策が取られています。

カラーはブラックですが、ホワイトのセルバインディングが巻かれているので締まって見えますね。

製造はフジゲンとかのOEMではなく日本国内のYAMAHA工場で造られていますので各部の造りは当時の上位機種ということもあって非常に良いと思います。


スペック

レギュラースケール(648mm)、つばなし21F対応。

ネックポケットはラウンド形状。

ボディ材はアルダー2P。

PUザグリはSSH。

ブリッジはYAMAHAオリジナルブリッジの初代Rockin'Magic対応ですが、初代Rockin'Magicはスタッド間が74mmなのでフロイドローズも搭載可能、かつブリッジザグリもないのでYAMAHAボディとしては珍しく汎用性が高いです。

スタッド間は約74mmで、スタッドはYAMAHAオリジナルの7mm径です。

アンカーはボディに付いています。

ジャックプレートは鉄製の角型4点止めを使用します。

ジョイントはプレート4点ジョイント。

カラーはブラック。

ネックポケットの幅は55.7mm、深さは18.4mm。

コンディション：擦れ傷やひっかき傷等は見られるもののひどい打痕や塗装ハゲはなく、またシール焼け等間抜けなダメージもなく程度は良いと思います。

汎用性に関しまして、たまたま同時期に同じ工場で製造された1983年製YAMAHA ST400Rネックがあったので試しに装着してみたところ、ビス穴こそはずれますがネックポケットに対してもマッチングは非常に良かったです。

ヘッド形状も一緒だしこれこれでありかなと思いました。

送料は、ゆうパック100サイズ。

アルダー2ピースボディを採用したロック式ブリッジ対応ボディです。

今このスペックで日本のYAMAHA工場で作ったら、かなり高価なものになると思いますよ。